小型犬に多い病気

歯は大事

獣医の小田です。

歯が悪いのが気にはなっても、ご飯も食べるし、元気だし。

でも、口が臭いのは気になるし。

ということ、よくありますよね。

人では、歯周炎は糖尿病や心臓病の危険があがるといわれています。

犬でも同様ですが、自分で歯磨きをしないのできれいな歯を保つのは大変です。

昨日、根尖膿瘍(歯槽膿漏)で1ヶ月内科治療(抗生剤の内服)をしていたダックスさんの口腔内処置が行われました。

上の歯を抜く予定でしたが、他の歯の状態を調べるためにレントゲンを撮影すると、、、、、

下あごの歯の根っこの骨が半分以上なくなっている部分を発見。

これは、骨折する事もある危険な状態です。

原因の歯を抜けば2-3ヶ月で改善しますが、こんなに悪くても気付きにくいんですね。

人と違って歯のレントゲンを撮影するのに全身麻酔が必要ですから大変です。

大事に至らないよう歯磨きをして、年をとってもしっかり歯が残るようにしてあげたいですね。

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ダイエットしています

ポメラニアンのモモちゃんが、最近咳が酷くなったと連れてこられました。

レントゲンで調べると、気管虚脱がみられました。

ポメラニアンは短頭種なので軟口蓋(のどちんこ)が邪魔になって酷いイビキをしたり、気管虚脱になってセキや熱射病を起こしやすくなったります。

太っているとさらに症状が悪化します。モモちゃんは2年前からどんどん太ってきました。

早急にダイエットをしないといけません。

でも、モモちゃんは美食家でドライフードはあまり食べていないんです。

ほとんどがオヤツ。

飼い主のおばあちゃんも、ついついやってしまう、と嘆いていました。

診察はセキの治療ではなく、栄養食餌治療に変更です。

食べてくれそうな素材を考慮して、完全手作りメニューで2週間頑張ってもらいました。

2週間後なんと400gの減量に成功。

最初はグンっと減りますが、これから減り方が落ちますからへこたれずに頑張らないといけません。

おばあちゃんも、面倒な手作り食を楽しんで2ヵ月後に目標体重に到着できるよう頑張ってくれるそうです。

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胆のう

お昼の予約で検診をしたマルチーズ。
11歳ですが男前のハリー君。
心臓と肝臓が悪いのですが、半年前のエコー検査で胆のうの異常も見つかっています。
軽度であることと、肝臓の検査値が落ち着いているので、心臓の薬と肝臓用の食事で管理していました。
今日の検査で、胆のうは変化なし。
でも、肝臓の検査値が上がってきたので、肝臓の薬を始めることになりました。

夕方不定主訴でやって来たチワワ君。
お腹が痛そうです。
エコー検査で胆のうの異常と、腸の動きが悪いことが判り、
まずはお薬スタート。

小型犬は胆のうの異常が多いですね。
症状を出さずに徐々に悪化するので、
エコー検査は大切です。

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今週の手術

こんにちは、黒瀬です^^

今週はおだ動物病院、セト犬猫クリニックでお受けした手術だけでなく、近隣の先生方から紹介症例手術も数件ありました。

紹介症例は日頃、院長の得意分野である整形外科の症例が多いのですが、今週は縫合糸反応性肉芽腫の症例も1件ありました。

縫合糸反応性肉芽腫は去勢手術や避妊手術などのときに血管を結ぶ際に使用した糸に反応して起こる無菌性のもので、その多くはお腹の中に残っている糸とその周囲にできた肉芽腫を取り除くことで治癒することが多いのですが、中には内服薬を数ヶ月、数年単位で飲み続けなければならなくなるケースもあります。

当院では犬の去勢手術、避妊手術には全てリガシュアという止血システムを使用し、糸を使った結紮が必要のない方法をとっています。このような手術後の合併症が少なくなるだけでなく、手術時間の短縮にもなっていますので、この止血システムは本当に導入してよかったと思う機械のひとつです。

今週の感想でした^^

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骨頭切除

股関節の病気の治療で選択されるひとつの方法で、大たい骨の骨頭という部分を切除する手術です。

(ただし小型犬に限ります。大型犬では体重を支えれないので実施しません)

この方法で治療する病気は、骨頭壊死、難治性股関節脱臼、変形性股関節炎などがあります。

週末に急にビッコになったヨーキーのミルキーちゃんはレントゲンで股関節脱臼をおこしていることがわかりました。。

股関節脱臼は通常元に戻して再発防止のため、創外固定という方法で一ヶ月くらい固定します。

ミルキーちゃんは脱臼の方向が悪いのと、たった1.3Kgで骨も細く、創外固定が出来ないため骨頭切除をすることになりました。

手術のあとは一週間程度の安静と後はリハビリでどんどん歩いてもらいます。

大変ダメージを与える手術ですし、リハビリも必要ですが、ほとんどのワンコは一ヶ月くらいで元気に歩けるようになります。

ミルキーちゃんの飼い主さんもがんばって散歩に行ってくれるそうです。

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骨頭切除を実施する病気で一番多いのは骨頭壊死です。

プードル、マルチーズ、ヨーキーなどの小型犬で1-3歳くらいで出やすい病気です。

初期の段階では、レントゲンをとっても発見できないこともあり、二度三度と検査を繰り返して4-5ヵ月後に発見されることもあります。

発病しやすい犬種で若い場合は、計画的な検査が必要となります。

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